筆者も老境と言われる年齢になり、
同期の者も随分気力・体力の衰えを拝見します。
その中で、弱り方に個人差が大きいと観察しています。
夢を追い、意欲を持った人と
人生の終わりを感じている者とでは、
気力に随分の差があります。
又、日常に筋肉を使い生活をするものと、
日々テレビの番をするものでは、
体力の貯金の残高が違います。
「毎日、朝から酒を飲みテレビやゲームをして、
負荷のかからない生活をしていると、
一生分の日曜日を使いきって、寿命を迎える」
以前、筆者がゲーム三昧の若者に
「ゲームをすると、バカになる」と注意し
「賢くなります」と反論されたことがあります。
何が、心身を育て発展させるものか、考えていないように思えます。
ゲーム脳
現在の教育とゲームが似通っているのは、と一面の真理で、
今の受験体制はゲームの感覚で、
早く予定された回答を出すことを主眼とし、
人として、未知のものに対処する能力 は育てていません。
読書など、自身の内面で考える能力は、大切にされていません。
筆者の通っていた、小学校・中学校・高校どこでも、
図書館を軽んじ,知の集積を放棄しているように見えます。
楽しく、自身の内面に知を集積する、環境が無くなっています。