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みろく墓地を維持管理することへの想い

ここ備後は、雨の少ない地域で、日照りに困って、各所にため池を作ったそうです。


このように、私達は、この地域で暮らし、生まれて死ぬまでの人生で、色々楽しい事だけでなく、苦しい事を経験します。

家族が出来れば、家族全員に関心を向け、健やかに育つことを念じます。
高齢になれば、心身の不調を感じます。

人は、生きて生涯を終えるまで、楽しさと生きる大変さを感じながら生きているのです。
戦争も、飢餓も疫病も、古くからの時代で、日々大変だったのでしょう。
各家庭で、その時代時代を、先人は幾多の苦労を重ねて生きてきたのだと思います。


その人生の先輩が人生を終えた時、苦労をねぎらい、敬意をもって長く記憶にとどめることは、人として大切なことだと思います。

上品な祀り方は、人のあるべき姿です。

また、若い世代・これから生まれる将来の世代も、同様に生きる苦労を体験します。
若者を何とか支えたい、という想いは年長者に共通するものでしょう。

亡くなった方を、上品な場所に祀り、礼を正してお参りすると、生きている世代に、ある種安心感を与えることとなると思います。
その思いを形にすべく、「みろく墓地」を維持管理しています。

立地条件は、日当たりが良く、景色が良く、地盤が強固で地震に強く、水害の被害にあわない、理想を追求しました。
又、それぞれの家のご先祖が喜ぶ、当家が余慶を得て栄える祀り方を、当家と共に考えていきたいと思っています。お陰で、時に「ありがたい」の言葉を頂いています。

 家庭に年寄りが同居し、仏壇があるところでは、子供が長い世代感覚を自然に身に付け、高齢者にやさしい言葉をかけ、社会に出ると、年長者・上司との付き合いが始まりますが、社会に適応する心掛けもできるとされています。

先祖祭りを大切にすると、有形無形のご利益があります。

日々忙しくしていると、つい目の前の事だけに捕らわれ人生を生きる目線がおろそかになります。家族の将来をしっかり見つめ、大人の知恵を発揮できれば家族は安泰です。

彼岸「悟りの彼岸へ」と言われ、仏の世界を感じ直す時です。
周囲を見回して、何故か、彼岸の日の前後に生を受けると、良い運を頂いているように感じます。見えない世界が、私たちを見守っていくれているのだと感じます。

現代は、インターネットを重視し、各分野の専門知識を軽く見て、物事を単純・直観で見る傾向が強いです。

現代も過去も、生まれる時代によって大変なことは各々あり、その中で育っていくものです。
競争もあり、生きていく能力を持つために、学校へ通い、専門知識・技量を身に付けるため、日々苦労を重ねます。仕事を始め、色々の問題を抱えます。

先人に敬意をもって、上品な祀り方を目指したいものです。